アート作品の販売において、対面での接客や空間体験は欠かせない要素の一つです。展示会で作品を直接見て購入を検討する——。こうしたプロセスは、作品の価値を伝えるうえで重要な役割を果たしてきました。
一方で、来場できる顧客には限りがあり、販売機会が限定されやすいという課題もあります。こうした中、 ART VIVANT(アールビバン)は、対面販売の強みを活かしながら、オンラインを活用した越境販売に取り組んでいます。
展示会中心の販売が持つ強みと限界
ART VIVANT はこれまで約40年間にわたり、「アートの大衆化」を理念に掲げ、鋭い視点での新人アーティスト開発に取り組みながら、展示会やイベントを中心とした販売スタイルを強みとしてきました。
実際に作品を目の前にしながらスタッフの説明を通じて理解を深めることで、顧客は納得感を持って購入を検討することができます。
その一方で、この販売モデルは来場できる顧客に接点が限られやすく、また展示会の開催タイミングに依存する側面もあります。さらに、海外からの関心が高まる中で、「興味はあるが購入できない」顧客の存在も課題となっており、結果として販売機会の損失にもつながっていました。
ART VIVANT株式会社の代表取締役・野澤 克巳氏越境販売という新たな成長機会
こうした課題に対して、ART VIVANT が取り組んだのが、オンラインを活用した越境販売です。オンラインでの販売を可能にしたことで、次のような変化が生まれました。
• 海外顧客にも購入機会を提供できるようになった
• 展示会に来場できない層にもリーチが広がった
• ブランドや作品の価値を国境を越えて届けられるようになった
その結果、従来は日本国内に限定されていた販売機会が、徐々にグローバルへと広がっていきます。
さらに、オンライン販売の立ち上げ後には、具体的な成果も見え始めています。初月には販促施策を実施し、開始からわずか半月ほどで当初の想定を上回る売上を達成するなど、オンラインチャネルの可能性を実感する結果となりました。
オンラインを通じた販売データが蓄積されることで、今後の施策設計にも活かせる基盤が整いつつあります。
対面販売を活かしながらオンラインを組み合わせる
ART VIVANT の特徴は、対面販売をオンラインに置き換えたのではなく、「展示会での体験価値」という強みを活かしたまま、販売の可能性を広げている点にあります。
実際の会場で作品と出会う体験はそのままにしつつ、オンラインを通じて事前の情報提供や来場後の接点を補完することで、顧客との関係をより長く保つことができるようになりました。たとえば、展示会で作品に興味を持った顧客が、後日オンライン上で改めて検討・購入できるといった流れも生まれています。
オンラインは単なる代替手段ではなく、対面販売を支えながら市場を広げるための手段として位置づけられています。
アート作品を展示する会場の一角海外顧客との接点を支える仕組み
越境販売を実現するためには、単にECサイトを持つだけでは十分とはいえません。
海外からのアクセスを前提としたストアの表示設計や、スムーズに購入できる導線づくり、さらには継続的な情報発信など、複数の要素を組み合わせて設計していく必要があります。ART VIVANT では、こうした取り組みを支える基盤として、SHOPLINE を活用しています。
たとえば、多言語表示や通貨対応といった機能により、海外顧客にとってもスムーズに購入できる環境を整備。
また、販売地域に応じた送料を柔軟に設定できることで、顧客にとって納得感のある価格で購入できるだけでなく、ストア側にとっても適切なコスト管理が可能になっています。
さらに、顧客情報を一元管理することで、購買履歴に基づいた継続的なコミュニケーションにもつなげています。
こうした仕組みによって、オンラインとオフラインを横断した顧客接点の管理が可能となり、越境販売を円滑に運用できる体制が整えられています。
ART VIVANTオンラインストアの画面市場を広げるという成長のかたち
ART VIVANT の取り組みは、単なるオンライン化にとどまりません。対面販売という販売手法を維持しながら、オンラインを通じて市場そのものを広げていく。
この発想の転換が、事業の成長につながっています。
その結果として、日本国内にとどまらない顧客層の獲得や、新たな販売機会の創出に加え、「絵のある暮らし」というブランド理念のさらなる拡張が実現されています。
まとめ
ART VIVANT の事例から見えてくるのは、オンライン活用の本質は「販売手段の追加」ではなく、市場そのものを広げていくことにあるという点です。
特に重要なのは、次の3点です。
• 対面販売の価値を活かすこと
• オンラインで販売機会を広げること
• 国境を越えて顧客とつながること
こうした取り組みは、今後の事業成長における一つの有効な選択肢といえるでしょう。
ART VIVANTが語る、越境販売とオンライン活用の取り組み
本記事でご紹介した内容については、インタビュー動画でも詳しくご覧いただけます。実際の取り組みの背景や考え方を、ぜひ動画でもご確認ください。
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