サービスを「一度きり」で終わらせないーからだバランスが設計した、OMO × 会員 × 定期購入による継続型ビジネス

サービスを「一度きり」で終わらせないーからだバランスが設計した、OMO × 会員 × 定期購入による継続型ビジネス

「サービスは提供した瞬間に終わってしまう」という悩みは、多くのサービス型事業者が一度は感じたことのある悩みではないでしょうか。

身体のコンディションケアを軸に、店舗での施術・サービスを提供している からだバランス も、まさにその課題と向き合ってきました。

本記事では、からだバランスがSHOPLINEを導入いただき、どのようにオンライン販売とオフライン提供を組み合わせた OMO の仕組みを整え、さらに会員・ポイント・定期購入を通じて顧客との関係を長期的に築こうとしているのかをお伺いしました。

店舗サービスならではの「売った後が見えない」課題

からだバランスは、来店型のサービスを中心に事業を展開してきました。施術というサービスの特性上、提供は必ずオフラインで完結します。事業を続けていく中で、一度来店していただいても、その後の関係が続きにくい。

利用履歴や来店頻度の情報が十分に活かしきれない。

サービス提供後の顧客の動きが見えづらい。

こうした課題を前に、「どうすれば“売る”だけでなく、“続けてもらう”設計ができるのか」という問いが浮かびました。

株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーション 代表取締役社長・松村 吉章氏

継続を前提にした「毎月定期プラン」という選択

単発利用が中心だったサービス構造を変えるため、からだバランスが打ち出したのが毎月利用できる定期プランです。

定期購入は物販のイメージが強い仕組みですが、定期的なケアが価値につながるサービスにおいては、非常に相性が良いといえます。

  • 定期的に体を整える習慣づくり
  • 継続することで効果を実感しやすい設計
  • 来店頻度を安定させる仕組み

定期プランは、売上を安定させるだけでなく顧客側にも「継続する理由」を提示するものとなりました。

ここから、からだバランスのビジネスは単発利用型から「継続前提型」へと舵を切り始めます。

定期を支えるための OMO 設計

しかし、定期プランを導入しただけでは十分ではありません。オンラインでの購入と、店舗での施術提供のつなぎが整理されなければ、現場の運営は複雑になります。

そこで整えられたのがオンライン販売とオフライン提供を自然につなぐ OMO の仕組みです。

オンラインでサービスを購入
→ 来店時に予約・購入情報を確認
→ 施術を提供
→ 利用履歴がデータとして蓄積される

この流れが確立されたことで、「オンラインで売って終わり」ではなく「オフライン体験まで含めて一つのサービス」という考え方が実現しました。

OMO は特別な施策ではなく、継続ビジネスを無理なく回すための基盤となっています。

継続顧客を活かす「会員設計」

定期利用が増えることで自然と蓄積されるのが顧客データです。

からだバランスでは、会員制度を通じて利用履歴、来店頻度、契約プランといった情報を一元管理しています。

これにより、スタッフは顧客ごとの状況を把握し、より適切な提案ができるようになりました。会員制度は単なる管理ツールではなく、継続顧客との関係を深めるための土台として機能しています。

高額定期プラン × ポイント設計という戦略

さらに、からだバランスでは定期プランの中でも一定金額以上のプラン利用者に対してのみポイントのボーナスを付与する仕組みを採用しています。

ポイントは店舗でのサービス利用時に使用可能であり、オンラインとオフラインをつなぐ役割を担っています。

重要なのは、ポイントを一律で配布していない点です。

  • 継続的に利用している顧客ほどメリットを感じられる
  • 価格ではなく「継続体験」に価値を置く設計
  • 長期的な関係を前提としたインセンティブ

この設計により「通い続ける理由」が明確になりました。

からだバランス整体のプラン購入画面

LTV という視点への転換

定期購入、OMO、会員管理、ポイント設計。

これらは個別の施策ではなく、すべて「継続」を軸に組み立てられています。

その結果、からだバランスの経営視点は「一回いくら売れたか」ではなく、「一人の顧客とどれだけ長く付き合えるか」という LTV(顧客生涯価値)の考え方へと自然にシフトしていきました。

現場運営を支える基盤としての SHOPLINE

このような継続設計を実現するためには、オンライン販売、会員管理、ポイント、定期購入を一つの流れとして運用できる基盤が必要です。

からだバランスでは、現場の負荷を増やさずにこれらを実現できる点を重視し、SHOPLINE を導入しました。

複雑になりがちなサービス型ビジネスにおいて、「無理なく続けられるかどうか」が、最大の判断軸だったといいます。

からだバランスの事例が示すもの

からだバランスの取り組みは、特別な成功例というよりも、サービス型事業者が自然と直面する問いに向き合った結果です。

  • サービスをどう売るか
  • どうすれば続けてもらえるか
  • オンラインとオフラインをどうつなぐか

その答えを一つずつ設計していく中で、継続型ビジネスの形が見えてきました。

サービス型ビジネスにおいて、EC は「売るための場所」ではなく、関係を設計するための基盤になり得ます。

からだバランスの挑戦は、同じ課題を抱える事業者にとって、継続型ビジネスへのヒントになるのではないでしょうか。

本記事でご紹介したからだバランス整体のブランド理念や取り組みについては、インタビュー動画でも詳しく語られています。
ぜひご覧ください。

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