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整体サロンがEC×定期購入で継続率を高めた方法|からだバランス導入事例

整体サロンがEC×定期購入で継続率を高めた方法|からだバランス導入事例

「サービスは提供した瞬間に終わってしまう」という悩みは、多くのサービス型事業者が一度は感じたことのある悩みではないでしょうか。

身体のコンディションケアを軸に、店舗での施術・サービスを提供している からだバランス も、まさにその課題と向き合ってきました。

そして SHOPLINE 導入から6か月で、全注文の99%が定期プランによる継続注文へと切り替わり、定期契約の解約率は直近単月で5% まで改善しています。

本記事では、からだバランスがSHOPLINEを導入いただき、どのようにオンライン販売とオフライン提供を組み合わせた OMO の仕組みを整え、さらに会員・ポイント・定期購入を通じて顧客との関係を長期的に築こうとしているのかをお伺いしました。

店舗サービスならではの「売った後が見えない」課題

からだバランスは、来店型のサービスを中心に事業を展開してきました。施術というサービスの特性上、提供は必ずオフラインで完結します。事業を続けていく中で、一度来店していただいても、その後の関係が続きにくい。

利用履歴や来店頻度の情報が十分に活かしきれない。

サービス提供後の顧客の動きが見えづらい。

より具体的には、次の3つが日々の運営上のボトルネックになっていました。

  • 再来店を「待つ」しかない状態:一度の施術で終わってしまった顧客に対して、追いかける・声をかける手立てがなく、離脱の兆候を事前に察知する仕組みもありませんでした。
  • データが分断されている:予約記録、来店履歴、購買データがそれぞれ別の場所に管理されており、顧客の行動を横断して把握することができませんでした。オンラインでの購入と店舗での体験が、ひとつの流れとしてつながっていない状態です。
  • 会員・特典管理の属人化:会員情報は紙のスタンプカードによる記録が中心で、体系的な会員制度やランク設計は持てていませんでした。販売・予約・特典管理でそれぞれ別のツールを行き来する必要があり、日々の集計作業にも相応の工数がかかっていました。

こうした課題を前に、「どうすれば“売る”だけでなく、“続けてもらう”設計ができるのか」という問いが浮かびました。

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株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーション 代表取締役社長・松村 吉章氏

継続を前提にした「毎月定期プラン」という選択

単発利用が中心だったサービス構造を変えるため、からだバランスが打ち出したのが毎月利用できる定期プランです。

定期購入は物販のイメージが強い仕組みですが、定期的なケアが価値につながるサービスにおいては、非常に相性が良いといえます。

  • 定期的に体を整える習慣づくり
  • 継続することで効果を実感しやすい設計
  • 来店頻度を安定させる仕組み

施術の効果は、痛みや不調が出てから駆け込むよりも、定期的に通い続けることで積み上がっていきます。定期プランは、その「通い続ける習慣」を顧客側に無理なくつくってもらうための仕組みでもありました。

店舗側から見れば、来店予約の見通しが立ち、収益が安定するというメリットもあります。「一回の施術を売る」のではなく「長く続けるプログラムを提供する」へ——定期プランの導入は、事業の考え方そのものを切り替えるものでした。

ここから、からだバランスのビジネスは単発利用型から「継続前提型」へと舵を切り始めます。

定期を支えるための OMO 設計

しかし、定期プランを導入しただけでは十分ではありません。オンラインでの購入と、店舗での施術提供のつなぎが整理されなければ、現場の運営は複雑になります。

そこで整えられたのがオンライン販売とオフライン提供を自然につなぐ OMO の仕組みです。

オンラインでサービスを購入
→ 来店時に予約・購入情報を確認
→ 施術を提供
→ 利用履歴がデータとして蓄積される

この流れが確立されたことで、「オンラインで売って終わり」ではなく「オフライン体験まで含めて一つのサービス」という考え方が実現しました。

OMO は特別な施策ではなく、継続ビジネスを無理なく回すための基盤となっています。

継続顧客を活かす「会員設計」

定期利用が増えることで自然と蓄積されるのが顧客データです。

からだバランスでは、会員制度を通じて利用履歴、来店頻度、契約プランといった情報を一元管理しています。

これにより、スタッフは施術に入る前に、その顧客がどのプランを契約しているか、どのくらいの頻度で通っているか、過去にどんな施術を受けてきたかを確認できるようになりました。ひとり一人に合わせた提案を、感覚ではなく記録にもとづいて行える状態です。

会員制度は単なる管理ツールではなく、継続顧客との関係を深めるための土台として機能しています。

高額定期プラン × ポイント設計という戦略

さらに、からだバランスでは定期プランの中でも一定金額以上のプラン利用者に対してのみポイントのボーナスを付与する仕組みを採用しています。

ポイントは店舗でのサービス利用時に使用可能であり、オンラインとオフラインをつなぐ役割を担っています。

重要なのは、ポイントを一律で配布していない点です。

  • 継続的に利用している顧客ほどメリットを感じられる
  • 価格ではなく「継続体験」に価値を置く設計
  • 長期的な関係を前提としたインセンティブ

単発の値引きで来店を促すのではなく、長く通っていただいていること自体に報いる。この設計により「通い続ける理由」が明確になりました。

からだバランス整体のプラン購入画面

定期購入機能を、実際にどう使っているか

からだバランスが活用しているのは、SHOPLINE に標準搭載されている定期購入(サブスクリプション)機能です。特に現場で効いているのは次の5点でした。

  • ストアページに自然に組み込めるネイティブの購入導線:外部ウィジェットを後付けした違和感のある見た目になりません。
  • 顧客自身が操作できるマイページ:プランの変更、一時停止、再開を顧客側で完結でき、問い合わせ対応の負荷が下がります。
  • 柔軟な設計自由度:契約サイクル、プラン別の割引ルール、特典条件を、サービス業の実態に合わせて細かく設定できます。
  • 会員・ポイントとの標準連携:貯まったポイントを店舗での施術に充当できるなど、オンライン決済と店舗体験が同じデータの上でつながります。
  • シンプルな管理画面:日々の手作業による突き合わせがほとんど発生しません。

これらはいずれも SHOPLINE の標準機能であり、継続に必要な仕組みを外部アプリで継ぎ足す必要がなかった点も、導入の決め手のひとつとなりました。

数字で見た、導入後の変化

継続を軸にした設計は、運用開始からの半年で明確な数字となって表れています。

  • 導入後6か月間の全注文のうち、約99%が定期プランによる継続注文。定期購入が売上の主軸になりました。
  • 6か月平均の定期契約の解約率は9%。
  • 直近の単月では、解約率は5%まで低下。

数字以外の変化も小さくありません。販売・予約・ポイントを複数のツールで管理していた頃のように、毎日それぞれの記録を手作業で突き合わせる必要がなくなりました。オンラインと店舗で一貫した顧客体験を提供しながら、継続を促す仕組みを標準化して回せる状態になっています。

LTV という視点への転換

定期購入、OMO、会員管理、ポイント設計。

これらは個別の施策ではなく、すべて「継続」を軸に組み立てられています。

その結果、からだバランスの経営視点は「一回いくら売れたか」ではなく、「一人の顧客とどれだけ長く付き合えるか」という LTV(顧客生涯価値)の考え方へと自然にシフトしていきました。

現場運営を支える基盤としての SHOPLINE

このような継続設計を実現するためには、オンライン販売、会員管理、ポイント、定期購入を一つの流れとして運用できる基盤が必要です。

からだバランスでは、現場の負荷を増やさずにこれらを実現できる点を重視し、SHOPLINE を導入しました。

SHOPLINE のオープン性と拡張性は、私たちの期待をはるかに超えるものでした。デザイン、開発、決済、外部アプリ連携までを一つのプラットフォームに集約でき、これまで抱えていたコストと効率の課題を解消してくれます。しかも、事業の成長に合わせて進化し続けてくれる。
操作の習得も難しくありません。PowerPoint が使える方であれば扱えるレベルです。本部から店舗スタッフまで、導入時のレクチャーを経て、少しずつ全体の機能を使いこなせるようになりました。公開はあくまでスタート地点です。今後もアップデートされていく機能を活用しながら、SHOPLINE とともに長期的な事業価値を高めていきたいと考えています。

株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーション 代表取締役社長 松村 吉章氏

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複雑になりがちなサービス型ビジネスにおいて、「無理なく続けられるかどうか」が、最大の判断軸だったといいます。

これからの取り組み

からだバランスは今後、SHOPLINE 上で定期プランとポイント設計をさらに深め、長期契約の解約率を継続的に引き下げていく方針です。

一元管理された顧客データをもとに、よりパーソナライズされたプラン設計を進めることで、顧客の継続がもたらす長期的な価値を最大化し、「継続を前提としたサービスモデル」を完成させていきます。

からだバランスの事例が示すもの

からだバランスの取り組みは、特別な成功例というよりも、サービス型事業者が自然と直面する問いに向き合った結果です。

  • サービスをどう売るか
  • どうすれば続けてもらえるか
  • オンラインとオフラインをどうつなぐか

その答えを一つずつ設計していく中で、継続型ビジネスの形が見えてきました。

サービス型ビジネスにおいて、EC は「売るための場所」ではなく、関係を設計するための基盤になり得ます。

からだバランスの挑戦は、同じ課題を抱える事業者にとって、継続型ビジネスへのヒントになるのではないでしょうか。

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本記事でご紹介したからだバランス整体のブランド理念や取り組みについては、インタビュー動画でも詳しく語られています。
ぜひご覧ください。

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