
軽くて高単価、検疫や輸送の制限に引っかからない商品なら、個人でも海外へ直送で売れる。価値密度・法規分類・需要特異性の3要素で適性を診断し、自分の店で売る始め方まで解説。
「海外からも問い合わせがある」「これは海外でも売れるかもしれない」——そんな手応えを感じつつも、本格的な海外展開にはまだ踏み出せていない。実際に調べ始めると、まず候補に挙がるのは海外向けのECモールへの出品だろう(eBay や Amazon など)。周囲も同じ選択をしているし、日本語サポートも用意されている。
しかし、本当に考えるべき問いはその手前にある。そもそも自分の商品は、海外へ直送して売れる商材なのだろうか。そして仮に売れるとして、他社と同じようにモールへ一商品ずつ出品するだけで十分なのか、それとも自店舗を構えるべきなのか。
そこで、次の順で見ていきたい。
①自社の商品が海外直送に適しているか3つの要素から自己診断
②適しているなら「モール出品」のみにとどまらず自店舗で販売すべき理由と始め方をチェック
③適していない場合は無理をせず別の道を検討
この判断軸から、最初の一歩までを整理する。
海外への直送とは、在庫を海外に置かず、注文が入るたびに商品を一件ずつ日本から海外の顧客のもとへ送って売る形のこと。海外にモノも拠点も抱え込まないぶん、始めるのに大きな元手はいらない。個人や数人規模の事業者でも、その気になれば今日から始められる。現地拠点を構える必要がないため資本力で左右されるわけではない。
そもそも日本の商品への海外需要自体は、各種の市場調査でも確かに存在することが裏づけられている。問うべきはその先——その需要を、誰が現実的な販路にできているのかだ。
そして興味深いのは、この越境販売がむしろ規模の小さい事業者にとって現実的な海外販路になっている点である。JETROの調査によると海外向けの販売手段を企業規模別に見ると、中小企業では「日本国内から海外への販売(越境EC)」が最多で、大企業よりも越境ECへの依存度が高い(JETRO「2024年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」)。現地に拠点を構えられる大企業は現地販売という選択肢を取れるが、個人・中小にとっては、日本から直接送る越境ECこそが海外へ出る主戦場になっているのである。「個人だから無理」ではなく、「個人だからこそ適している」と捉えていい。
ただし、「できる」ことと「売れる」ことは別の話。
同じくJETROの調査では、海外向けにECを利用したことのある企業のうち、海外EC事業単体で黒字と答えたのは全体で28.7%(中小企業では26.1%)にとどまる。裏を返せば、始めた事業者の多くが最初のうちは黒字に届いていない。つまり海外販売には「やれば売れる」わけではない現実の分岐点があり、その分岐を最初に決めるのが「何を売るか」=商品の適性なのだ。
よってまず、開店の手順よりも先に「あなたの商品は直送に向くのか」から確かめていく必要がある。
現地に在庫も拠点も持たない直送では、国際送料と関税が商品の単価に直接上乗せされる。そのコストを吸収できるかどうかは、結局のところ商品そのものの性質で決まる。よって「売れる/売れない」は気合や努力の前に、まず商品構造の問題だ。
具体的に見ていこう。
海外へ一点ずつ送る直送では、次の2つが単価にそのまま上乗せされる。
ひとつは関税だ。関税率は仕向け国や品目によって大きく異なる。JETROが提供する関税データベース「WorldTariff」には、世界178の国・地域の関税率が収録されており、さらに輸入時には付加価値税や売上税などの諸税も、国ごとに異なる形で課される。しかも従価税品では、課税の基準となる価格は商品代金だけではなく、輸入港に到着するまでの運賃や保険料を含めた金額(CIF価格)である。つまり、送料が上がれば、その送料分に対しても課税される仕組みになっている。
もうひとつは、国際送料そのものだ。重量・サイズ・距離によって決まるこのコストは、単価の低い商品ほど売価に占める割合が大きくなる。1万円の商品に2,000円の送料であれば売価の2割だが、2,000円の商品に同じ2,000円の送料がかかれば、それだけで送料が商品価格と同額になってしまう。
さらに、見落とされがちなのが逆方向のコストである。行きの送料は販売価格に織り込めても、返品、すなわち海外からの国際返送は、容易に回収できない非対称なコストとなる。JETROが「海外での回収→検品→保管→再販売」という越境返品専用のオペレーションを事業として整備しているように、返送には専用の仕組みが必要なのが実情であり、直送に標準的で低コストな返送ルートが用意されているわけではない。実際、日本企業が越境ECの課題として「商品発送に関するリスク(破損・正確性)」や、中小企業では「高い物流コスト」を上位に挙げている(JETRO「越境ECの課題と克服ポイント」2025年)。返品が発生しやすい商品や、返送されても採算が取れない商品ほど、直送には向いていない。
こうしたコストは、送料や関税が商品単価に対して相対的に小さく収まる、つまり「軽くて単価が高い」商品であれば吸収しやすい。一方で、重くて単価の低い商品では吸収しきれない。だからこそ、次に問うべきなのは、「あなたの商品はどちら側に属するのか」という点である。
自分の商品が直送に向くかどうかは、勘ではなく「価値密度」「法規分類」「需要特異性」という3つの要素で判断できる。それぞれのポイントを押さえながらチェックしてみよう。3つすべてに当てはまれば、後述する「どう売るか」の検討に進める。どれか一つでも引っかかる場合は、無理に直送を選ぶより、別の販売方法を検討したほうがよい。
価値密度とは、商品の価値が重さや大きさに対してどれだけ高いかを示す考え方だ。前章で述べたように、価値密度が高い(軽くて高価格)ほど送料を吸収しやすく、直送でも採算が取りやすい。
判断するには、実際の国際送料に当てはめて試算するのが最も早い。日本郵便のEMS料金表(2025年時点)の代表的な運賃は次のとおりである。
この運賃を自社商品に当てはめると、感覚がつかみやすい。例えば、500g・単価2,000円の商品を米国へEMSで送る場合、送料だけで3,900円かかり、送料が商品価格を上回ってしまう。一方、同じ500gでも単価が2万円の商品なら、アジア向け送料1,450円は販売価格の1割にも満たず、十分吸収できる。
送料が商品価格に占める割合が高くなるほど採算は悪化する。その目安は商品や仕向け国によって異なるが、実際の送料で試算すれば、自分の商品が採算ラインに乗るかどうかは判断できる。
チェック項目
※EMSでは、実重量と「縦×横×高さ」から算出する容積重量のうち、大きいほうが送料計算に採用される。軽くてもかさばる商品は、容積重量で料金が決まる点にも注意したい。
直送は、相手国の消費者から見れば「個人輸入」、つまり自分で使うために日本から商品を取り寄せる取引である。そのため確認すべきなのは、「その商品が相手国で規制対象か」ではなく、「個人輸入という形で問題なく持ち込めるか」である。
注意すべきなのは、主に次の3つのケースだ。
逆にいえば、一般的な化粧品であれば、消費者が自分で使うために取り寄せる直送では、通常、相手国での製品登録や販売許可は不要である。こうした登録が必要になるのは、現地で販売事業を行う場合だ。例えば台湾の《化粧品衛生安全管理法》第4条で製品登録義務を負うのは、製造業者や輸入業者である。
チェック項目
需要特異性とは、「Made in Japan」や「日本直送」であること自体が、現地では代替のきかない価値になっているかどうかを指す。現地では手に入らず、収集家やファンが「多少高くても欲しい」と思う商品ほど、価格に左右されにくい需要を持つ。そのため、送料を上乗せしても採算が取りやすい。
こうした需要の特徴は、実際のデータにも表れている。海外のアニメファン807名を対象とした調査では、越境ECでグッズを購入する理由の第1位は「地元で買えない商品が欲しいから」で72%を占めた。また、購入した商品の最多はフィギュアで84%だった(BEENOS調べ、2024年)。
つまり、「日本でしか手に入らない」「現地に代替品がない」商品は、価格よりも「手に入るかどうか」が購入の決め手になっている。これこそが、需要特異性の典型である。
チェック項目
3つの要素すべてにチェックが入るなら、その商品は直送に適している。後述する「どう売るか」の検討へ進んでよい。
一方で、価値密度の面で送料負けしてしまう、検疫や輸送制限に引っかかる、現地に代替品が豊富にある、といった点があれば、直送以外の販売方法を検討すべきサインである。
次章では、それぞれの要素に当てはまる商品を具体例とともに見ていこう。
軽量・高単価で、検疫や輸送の制限に引っかからず、日本ならではの需要がある——この条件を同時に満たしやすいのは、大きく2つのタイプである。
タイプ①:指名されるコレクション品。ヴィンテージ古着、中古ブランド品、カメラ・時計、万年筆、レコード、そして野球カードやトレーディングカードゲーム(TCG)、フィギュアなど。共通するのは、買う側が「このブランドのこの型番」「この作品のこの一点」と品を特定して探しに来ることだ。指名で探されるぶん需要をゼロから作る必要がなく、二次流通に相場が形成されているので価格の説明もいらない。この型がいちばん強く出るのが、背後にIP(キャラクターやアニメ、漫画、スポーツといった知的財産)を持つ品——トレカやフィギュアだ。IP自体に海外の既存ファン層があるので需要が最初から存在し、日本限定版や国内流通版そのものが「現地に代替がない」——3つの要素が同時に満たされる。トレカ・フィギュア・カメラ・時計・中古ブランド品は、eBay Japanの越境ECレポートでも取引額の上位・高成長カテゴリーに挙がる。
日本の伝統工芸品も、産地や作り手を指名して選ばれ、現地に代替がないという点で同じ型に入る。そして関心や需要は、日本国内より海外のほうが高い。経済産業省が国内外の購入意欲を比べた資料(エンタメ・クリエイティブ政策研究会「伝統的工芸品」事務局資料、2026年3月)では、伝統的工芸品の購入を検討したことがある割合は欧米87.4%・東アジア83.7%に対し、日本は53.7%だった(同資料が出典に挙げるのは「令和7年度中小企業実態調査(大阪・関西万博を契機とした国内外への伝統的工芸品普及に向けた調査)」)。一方で同じ資料は、この産業でEC対応ができている企業は全体の2割程度とも指摘する。需要ではなく、届け方が追いついていない領域だ。
タイプ②:高単価の機能性アクセサリー。たとえばスポーツ・アウトドア向けの高機能サングラスのような品目である。サイズが合うかどうかではなく機能とスペックで選ばれるため、試着を前提としない。軽くて単価も高く、「日本のこのメーカーのこのモデルが欲しい」という指名での購買に繋がりやすい。逆に、サイズの適合が購入の前提になる衣料は、この型には入らない。
2つのタイプに共通するのは、結局「現地に代替がない」という一点。それが効いた実例として、アート作品を扱うART VIVANTの事例が参考になる。同社はもともと展示会やイベントを中心とした対面販売を強みにしてきた。作品を目の前で見て、理解してもらってから買ってもらう。そのスタイルゆえに、接点は基本的に会場へ来られる人に限られていた。一方で海外からの関心は高まっており、「興味はあるが購入できない」顧客の存在が、そのまま販売機会の損失につながっていたという。そこで越境ECを導入したところ、開始からわずか半月ほどで当初の想定を上回る売上を達成した(SHOPLINE JP 導入事例「ART VIVANT 成功事例」)。
この事例が示すのは、「現地に代替のない作品を、日本から直接届ける」という需要特異性の効き方と、対面の強みを消さずに、そこへ海外という接点を足すという発想だ。展示会という体験価値はそのままに、会場に来られない海外の顧客へも売れる状態をつくる。直送は、既存の売り方を置き換えるものではなく、届く範囲を広げる一手として機能する。
一方で、直送に向かないのは主に2つのタイプだ。
ひとつは低単価・薄利の商品。単価数百円の日用雑貨や消耗品、文房具、菓子類などがここに入る。前章のEMS運賃を当てれば、商品より送料のほうが高くつくことがすぐ分かる。
もうひとつが大型・重量物。飲料や調味料といった液体、米などの重量のある食品、大型家具、寝具、収納用品などだ。重さとかさで送料が跳ね上がり、EMSのサイズ・重量上限に当たって送れないこともある。
重くて安い商品は、直送では成立しにくい。この場合は、現地に在庫を置いて運営してくれる現地在庫型の越境プラットフォームに販売の主力を置くほうが現実的だ。これは次章で見るモールへの出店とは別の形だが、そこでも「プラットフォームに依存する代償」——手数料、顧客データ、ブランド——はついて回る。それを承知のうえでの次善策として選ぶことになる。そのうえで、自社サイトはブランドの世界観を見せる場として持つ。
3要素をクリアしたなら、あなたの商品は海外へ直送で売れる。では、どう売るか。
結論から言えば、モール(マーケットプレイス)でも売れる。手軽に始められるのも事実。だが、それだけにとどまらず「自分の店」を持つべき理由がある。顧客との関係とデータ、そしてブランドを、自分の資産として残せるかどうかが決定的に違うからだ。
入口としてモールを選ぶことは妥当な判断だろう。小規模で試す場合に適している。しかし問題はそこで止まってしまうことにある。
モールだけに頼ると、次の3つの制約がついて回る。
モールでは、売れるたびに手数料が差し引かれる。ここでは最もよく知られた eBay を代表例に見てみよう。落札手数料はおおむね販売価格の12.9〜15%(ストア契約で12〜14.6%)で、これに海外決済手数料が1.35%加わり、総額では売上の約17〜20%が引かれる計算になる。出品・販売手数料の体系は Amazon など他の海外モールにも同様に存在し、eBay に限った話ではない。加えて、何をどう出品するかもモール側の基準に従う必要がある。売り方のルールも、利益の取り分も、自分では決めきれない。これがモールに出店するということの実像だ。
より根深い問題は、顧客とのつながりが自分の手元に残らないことだ。
例えばeBayでは、規約(「eBay外取引について」ポリシー)により、購入者を自社サイトなど外部へ誘導して囲い込むことが明確に禁止されている。取引完了前にバイヤーと連絡先を交換することはもちろん、取引を通じて得た連絡先を使ってモール外で売買を勧誘することも認められない。さらに、商品に同梱するお礼状へ自社サイトや連絡先を記載することまで違反例として挙げられている。加えて、バイヤーの実際のメールアドレスも、多くの場合はエイリアスに置き換えられ、出品者には開示されない。
つまり、せっかく獲得した顧客情報も、再購入につなげる導線も、モール側が握ったままになる。リピーター向けの施策を展開したくても、そもそも顧客へ直接アプローチする手段を持てないのである。
モールは店舗ページのデザイン自由度が低く、購入者は「どのショップで買ったか」をなかなか覚えてくれない。無数の出品者が並ぶなかで、あなたの商品は多くの中の一つの商品(1つのSKU)として埋もれやすい。時間をかけて築いたはずのブランドが、モールの中では前に出てこない。これも、モール依存の見えにくいコストだ。
これらの裏返しが、そのまま自社サイト(自分の店)を持つ意味になる。
自社サイトであれば、購入履歴や会員情報、閲覧行動といった顧客データを、自社の資産として直接蓄積できる。ブランドの世界観も、サイト全体を通して自由に表現できる。そして何より、リピート購入やLTV(顧客生涯価値)の積み上げが、モールではなく自社に残る。これこそが、「自分の店」を持つ最大の価値である。
モールでは顧客との接点や顧客データの多くをモール側が管理する。一方、自社サイトでは顧客との関係を自ら築き、そのデータを資産として蓄積できる。この違いが、長期的に見たブランドの強さを大きく左右する。
もちろん、モールと自社サイトは二者択一ではない。認知や新規顧客獲得のためにモールを活用しながら、顧客との関係やブランドの価値は自社サイトで積み上げていく。その両立こそが現実的な戦略である。
ただ、最初の一歩から「自分の店を持つ」という選択肢を持つかどうかで、数年後に手元へ残る資産は大きく変わる。
では、自社サイトで直送を始めるには、何を整えればよいのだろうか。
全体の流れは、サイト開設 → 決済 → 国際配送 → 関税への対応 → 多言語対応 → CS(カスタマーサポート)・返品対応という順になる。
一つひとつ見ると準備項目は多く感じるが、現在はこれらをまとめて扱えるEC基盤が整っており、システムをゼロから構築する必要はない。例えばSHOPLINEのようなサービスであれば、配送や関税、多言語・多通貨の設定から、注文・顧客・CSの管理までを一つの管理画面で行える。
ここで一つだけ押さえておきたいのが、関税のDDPとDDUという考え方だ。
DDP(Delivered Duty Paid)は、出品者が関税をあらかじめ負担する方式で、購入者は決済時に支払った金額だけで商品を受け取れる。一方、DDU(Delivered Duty Unpaid)は、輸入時の通関手続きや関税を購入者が負担する方式である。どちらを選ぶかによって、購入者が商品受け取り時に感じる負担や購入体験は大きく変わる。
なお、少額輸入免税をはじめとする輸入制度は各国で変更されることも多い。実際に販売を始める前には、必ず最新の制度を一次情報で確認しておきたい。
もっとも、こうしたEC基盤で整えられるのは、あくまで「店の設定」と「運営管理」の部分である。
会社の設立や必要な許認可への対応、送料や関税を織り込んだ価格設定、配送業者の選定、国際返品時の送料負担や返品ポリシーの設計などは、システムが自動で決めてくれるものではない。これらは管理画面の外側にある経営判断であり、開店準備と並行して、自社の方針として一つずつ決めていく必要がある。
海外へ直送で売れるかどうかは、気合ではなく商品の性質で決まる。
まずは、「価値密度」「法規分類」「需要特異性」という3つの要素を、実際の送料や相手国の検疫・許可、輸送制限に照らし合わせて診断することから始めよう。それが、すべての出発点になる。
適性があるなら、モールへ一つの商品を出品するだけで終わらせてはいけない。モールは手軽な反面、手数料や規約に縛られ、顧客との関係やデータ、ブランドの蓄積もモール側に残る。
一方、自社サイトを持てば、顧客との関係やデータは自社の資産となり、ブランドの世界観も自ら育てられる。リピート購入やLTV(顧客生涯価値)も、自社に積み上がっていく。認知や集客のためにモールを併用するのはよい。しかし、資産を積み上げる場所は、自分の店であるべきだ。その選択が、数年後の事業の姿を大きく左右する。
反対に、3つの要素のどこかで適性に欠けるなら、無理に直送へこだわる必要はない。ブランドサイトは世界観を伝える場として持ちつつ、販売の中心は現地在庫型の越境プラットフォームに任せる。そのほうが、商品特性に合った戦い方になる場合も少なくない。
大切なのは、直送が正解かどうかではない。自分の商品に合った売り方を選ぶことだ。
そのうえで、直送に適した商品であるなら、自分の店を持ち、世界へ届ける第一歩を踏み出してほしい。
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違法ではない。ここでいう「個人」とは、法人を設立していない人を指し、副業で販売している人も個人事業主も同じ扱いになる。
メーカーや卸から仕入れた新品を販売する物販そのものに、営業許可は必要ない。ただし、反復継続して販売する場合は、規模にかかわらず事業として扱われるため、開業届の提出や確定申告など、税務上の手続きは必要になる。これは営業許可とは別の話である。
一方で、注意が必要なのが中古品を扱う場合だ。
古物営業法第2条第1項では、「古物」とは一度使用された物品だけでなく、「使用されない物品で使用のために取引されたもの」も含まれる。つまり、メーカーや卸から仕入れた新品を販売するのであれば古物営業には当たらず、古物商許可も不要である。
しかし、一般消費者から買い取った未使用品を転売する場合は、「古物」を取り扱うことになるため、古物商許可が必要となる。
なお、自分で使用していた物や、自分で使うために購入したものの未使用のまま手放す場合は、古物営業には当たらず、古物商許可は不要である(千葉県警察「古物商・古物市場主許可について」)。
軽くて単価が高く、検疫や輸送の制限に引っかからず、日本ならではの需要がある商品だ。具体的には、トレーディングカードやフィギュア、ヴィンテージ古着、中古ブランド品、カメラ・時計、万年筆、レコードといったコレクター性の高いコレクション品目が直送と相性がよい。逆に、低単価・薄利の商品や大型・重量物は、送料が売価に食い込むため直送には向かない。まずは本文の3要素チェックで、自分の商品がどちら側かを確かめてほしい。
海外モールは手軽に始められる一方、手数料と規約に縛られ、顧客の連絡先や再購入への導線をモール側が握るため、リピートやブランドが自分に残りにくい。無数の出品者の中で「一つの商品」として埋もれやすいのも弱点だ。自分のECサイトなら、顧客データを資産として直接持ち、ブランドを自由に表現でき、リピートとLTVが自分側に積み上がる。露出のためにモールを併用しつつ、資産は自分の店に積む、という両立が現実的だ。
ある。汎用的な物販なら世界最大級の eBay、手作りやヴィンテージ作品なら Etsy が代表例だ。どちらも個人が出品でき、日本から海外の買い手へ売ることができる。
出店方法によって、必要な費用は大きく変わる。
一般的な相場としては、海外モールへ出店する場合、初期費用を数万円〜数十万円程度に抑え、販売ごとに手数料を支払う形が多い。初期費用や月額利用料が無料のプランを用意しているサービスもある。
一方、自社ECサイトを立ち上げる場合も、無料プランから本格的なサイト構築まで選択肢は幅広く、費用は導入方法によって大きく異なる。
いずれの場合も、これとは別に国際送料や、集客・販促のための広告費などを見込んでおく必要がある。
重要なのは、初期費用の大小ではない。送料や関税、各種手数料を織り込んだうえでも利益が残る価格設計になっているかどうか。それを販売開始前に確認しておくことが、何より大切である。
ライブコマースが注目されるのは、主に以下のような理由からです。ライブコマースが注目されるのは、主に以下のような理由からです。ライブコマースが注目されるのは、主に以下のような理由からです。
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